香港茶倶樂部
月例お茶会のお知らせ
涼しくなりました。過ごしやすくなりました。香港の束の間の秋を楽しみましょう。
なのに、今月お淹れするお茶は緑茶です。
えーっ! なにゆえ?
香港ではほぼ売っていない買えない、そんな珍しい緑茶が手に入ったから。
実際には夏には手元にあったのですが、茶葉の整理が追いつかず、今になってしまったしだい。申し訳なし。
というわけで、下記3種類の緑茶をご用意。各回2種類ずつ組み合わせてお淹れいたします。
1. 都勻毛尖:産地は貴州省都勻市。いわゆる「中国十大名茶」の一つ。明代あるいは清代にはつくられていたが、途絶え、1968年に復活。ちなみに、「中国十大名茶」のうち、6種類が緑茶。残る4種類は君山銀針(黄茶)、祁門(紅茶)、岩茶(青茶)、鉄観音(青茶)。
2. 鳳岡鋅硒:産地は貴州省遵義市鳳岡県。鋅はアエン、硒はセレンの意。中国でも同地域の土壌にセレンが多く含まれることから茶名につけられた。どちらも必須微量ミネラルではあるものの、前者は不足しないように摂取する必要があるのに対し、後者は通常の食生活を送っていれば不足することはない。ただし、中国の一部の地域ではセレン不足による独特な病気があるため、注目される。
3. 恩施玉露:産地は湖北省恩施市。釜炒り製がスタンダードな中国において、珍しい蒸し製。唐代(618~907)にはすでにつくられていた。全お茶の製法でいえば、明代(1368~1644)から釜炒り製法に転換。日本の「玉露」とは違い、「被覆」しない。したがって、日本の「玉露」とは直接関係ない。
いささか季節はずれながら、お茶の基本である緑茶、それもめったに喫めないものをお楽しみください。
ご注意!!
定員は各回とも先着順に8名様までとさせていただきます(いささか窮屈ながら、ご容赦ください)。ただし、当日直接お越しくだされば、午前の部であれ午後の部であれ、会員・非会員・飛び込み参加を問わず、9:45よりご予約を承ります。
また、VIP会員および18:30の回にご参加予定の方もご予約を承ります。VIP会員は前日までにメールあるいはラインにてご予約ください。18:30の回にご参加予定の方は同じくメールあるいはラインにて当日16:00までにその旨をお知らせください。
なお、新規入会・受講前提!!の方が単独でお越しになったり、会員の方とご同伴されたりする場合にも、メールあるいはラインによるご予約を承りますので、前日までにその旨をお知らせください。
「いつでも! お茶館をOPEN!」
3種類のお茶をお淹れいたします。料金はHK$150-/2h.。要予約。ひとやすみに、おしゃべりに、ひまつぶしに、お気軽にご利用ください。お待ちしております。
ただいま募集中!!
新規入会者・受講生を募集しております。口コミが頼りの香港茶倶樂部です。ぜひ、ご紹介ください。
時間:2025年10月31日(金)
午前の部 10:00 11:30
午後の部 13:30 15:00 16:30 18:30
会場:香港銅鑼灣百徳新街22-36號 珠城大廈10/F. A6.
A6. 10/F. Pearl City Mansion, 22-36 Paterson Street,
Causeway Bay, Hong Kong
Tel:2577-8688 E-mail:kame@chineseteaclub.hk
※ビルの入口は記利佐治街(Great George Street)側です。
料金:香港茶倶樂部会員 無料
非会員 HK$150-
香港茶倶樂部「龜僊人窟」主人 池谷直人






