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18年2月のお茶会

中國茶倶樂部

月例お茶会のお知らせ

 旧正月休みも明け、早くも今年2回目のお茶会となりました。ということは、今年もあと10箇月を残すのみ。毎回すべきことはただひとつ。美味しいお茶を美味しく淹れること。

 今月お淹れするお茶は文山包種、2017年冬茶品評会の頭等奬(一等賞)-6です。台湾烏龍が続きますが、いまシーズン真っ盛りですから。

 私の個人的なイメージですが、文山包種は白い花の香りです。冬茶は“水仙”のよう、春茶は“梔子”のよう。冬茶と冬の花、春茶と夏の花——対応していることに気づきました。

 改めて調べてみました。出典は『英語イメージ辞典』(赤父祖哲二編/三省堂)および『中国シンボル・イメージ図典』(王敏、梅本重一編/東京堂)。

 水仙:原産:スペイン、ポルトガル、アフリカ。花期は12〜4月。ギリシャ神話に、美少年ナルキッソスが水面に映った自分の姿に恋をして死んだ後に水仙になった、とある。だから、英語でNarcissus。中国では「天に天仙、地に地仙、水に水仙」といわれ、仙人・仙女のイメージ。明代(1368〜1644)に李時珍が『本草綱目』で「水辺に咲く」と書いているのは、ギリシャ神話の影響か。

 梔子:原産:インド、ベトナム、中国。花期は6〜7月。果実は黄色の染料。乾燥したものは漢方の薬剤で、解熱・鎮痛・消炎・止血・利尿・抗菌などの効能あり。熟しても実が開くことがないため、誠実の象徴とされる。

 まあ、何はともあれ、お召し上がりのうえ、お楽しみください。

 月例お茶会の出席方法は下記の通り先着順ですが、入会・受講希望の方が単独でお越しになったり、会員の方とご同伴されたりする場合には、メールや電話による事前予約を承ります。

時間:2018年2月23日(金)

   朝の部 10:00 11:00

   昼の部 14:00 15:00 16:00

   晩の部 19:00

 ※1回あたりの定員は、お越しになった順に9名です。なお、当日10:00よりお茶室にて、11:00以降の回のご予約も受け付けます。19:00の回はご予約不要ですが、参加される場合には、17:00までにご連絡ください。なお、10名以上になりますと、美味しくお茶が淹れられません。お時間にご制約のございます方は、余裕を持ってお越しください。

会場:香港銅鑼灣百徳新街22-36號 珠城大廈10/F. A6.

   A6. 10/F. Pearl City Mansion, 22-36 Paterson Street,

   Causeway Bay, Hong Kong

   Tel:2577-8688 E-mail:kame@chineseteaclub.hk

 ※ビルの入口は記利佐治街(Great George Street)側です。

料金:中國茶倶樂部会員 無料

        非会員 HK$150-

中國茶倶樂部「龜僊人窟」主人 池谷直人