Archive for 5月, 2018

18年5月のお茶会

木曜日, 5月 24th, 2018

中國茶倶樂部

月例お茶会のお知らせ

 怒濤の新茶シーズンは続きます。第3弾は黄茶と緑茶。黄茶は月例お茶会でお淹れするのも今回が3回目という珍しいお茶です。緑茶は今年は例年に比べてお淹れする機会が多いかもしれません。いずれも春の研修旅行で訪れた四川省雅安市名山県にある蒙頂山(あるいは蒙山。「蒙頂山」は蒙山の頂の意とか)を産地とする、蒙頂黄芽(黄茶)と蒙頂甘露(緑茶)です。

 黄茶は「微後発酵茶」に分類され、生葉の老若と芽葉の大小に基づき、黄芽茶、黄小茶、黄大茶の3種類あります。「悶黄」(湿熱あるいは乾熱状態に置き、部分酸化を促す。一般的には揉捻後に茶葉を紙で包むか積み上げ、湿った布で覆う方法が採られる)と呼ばれる独特の工程を経てつくられるため、「黄葉黄湯」(黄色い葉、黄色い水色)という特徴を呈します。製法としては緑茶に次いで登場する歴史の古いお茶ですが、時代によって黄茶の概念は異なり、現在の蒙頂黄芽は1959年からつくられているお茶となります。

 蒙頂山におけるお茶の栽培は前漢(202 B.C.〜8A.D.)まで遡り、「茶栽培発祥の地」といわれ、現在でも呉理真によって最初に植えられたとされる7株の茶樹が残っています。のち南宋(1127〜1279)淳煕13年(1186)に孝宗皇帝から「甘露祖師」の封合を受けます。「甘露」のいわれは、『茶経』にあるように茶が甘露に匹敵するためとも、呉理真が初めて茶を植えたのが前漢甘露元年(53 B.C.)だからとも。雅安市にはその功績を讃えて「呉理真記念広場」もあります。蒙頂甘露はその名を受け継ぎ、宋代に起源を発するお茶です。

 三国志の世界でもあり、パンダの郷でもあり、茶馬古道(茶と馬の交易ルート)の要衝でもある四川のお茶をお楽しみください。

 月例お茶会の出席方法は下記の通り先着順ですが、入会・受講希望の方が単独でお越しになったり、会員の方とご同伴されたりする場合には、メールや電話による事前予約を承ります。

時間:2018年5月25日(金)

   朝の部 10:00 11:00

   昼の部 14:00 15:00 16:00

   晩の部 19:00

 ※1回あたりの定員は、お越しになった順に9名です。なお、当日10:00よりお茶室にて、11:00以降の回のご予約も受け付けます。19:00の回はご予約不要ですが、参加される場合には、17:00までにご連絡ください。なお、10名以上になりますと、美味しくお茶が淹れられません。お時間にご制約のございます方は、余裕を持ってお越しください。

会場:香港銅鑼灣百徳新街22-36號 珠城大廈10/F. A6.

   A6. 10/F. Pearl City Mansion, 22-36 Paterson Street,

   Causeway Bay, Hong Kong

   Tel:2577-8688 E-mail:kame@chineseteaclub.hk

 ※ビルの入口は記利佐治街(Great George Street)側です。

料金:中國茶倶樂部会員 無料

        非会員 HK$150-

中國茶倶樂部「龜僊人窟」主人 池谷直人