Archive for 8月, 2012

12年8月のお茶会

日曜日, 8月 26th, 2012

中國茶倶樂部

月例お茶会のお知らせ

 暦上では残暑ですが、香港に秋の気配はいまだ感じられず。そこで、お茶だけでも爽やかさをと、遅ればせながら台湾烏龍、文山包種をお淹れいたします。毎度お馴染み、春茶品評会一等賞の茶葉です。10年以上にわたり春茶、冬茶と欠かさず喫み続けて参りましたが、果たして今春の出来はいかに。楽しみです。なお、少量ながら販売も予定しております。

時間:2012年8月31日(金)

   午前の部 10:00 11:00

   午後の部 14:00 15:00 16:00 19:00

 ※1回の定員は先着順に9名です。当日10:00より直接お茶室にてご予約を受け付けます。お友達の分もまとめて手続きされても結構です。19:00の回はご予約不要です。なお、10名以上になりますと、美味しくお茶が淹れられません。お時間にご制約のございます方は、余裕を持ってお越しください。

会場:香港銅鑼灣百徳新街22-36號 珠城大廈10/F. A6.

   A6. 10/F. Pearl City Mansion, 22-36 Paterson Street,

   Causeway Bay, Hong Kong

   Tel&Fax:2577-8688 E-mail:kame@chineseteaclub.hk

 ※ビルの入口は記利佐治街(Great George Street)側です。

料金:中國茶倶樂部会員 無料

        非会員 HK$150-

中國茶倶樂部「龜僊人窟」主人 池谷直人

12年8月12日

日曜日, 8月 12th, 2012

残暑お見舞い

 8月7日は立秋でした。それでも香港の夏は続きます。日本もまだしばらくは暑いことでしょう。クーラーの効かせ過ぎで、風邪など召しませんようご注意を。

★紫砂茶壺の保管について

 紫砂茶壺に黴が生えてきた——こんな相談がありました。

 蒸し暑かったり長期間使わないまま箱にしまっておいたりしたら、当然ながら黴びます。箱から出して棚に飾っておくだけでも、黴びることがあるのですから(とりわけ香港とかでは)。そもそも茶壺は使ってこそお茶が美味しくなり、かつ、美しく育つもの。

 もし、万が一、黴びてしまったら、新品を下ろすときと同じ処理(浄水器を通した水で2時間煮る)を施せば、よほどひどくない限り、おおむねリカバーできます。が、一番の予防はなんといってもお茶を淹れること。

★銅鑼湾がエライことに

 お茶室が入っているビルの1階で24時間営業するローカル・スーパー「ウェルカム」が改装され、もともと総菜や弁当もつくっているし、パンも焼いているし、寿司も握っているし、魚・肉・野菜の量り売りもしているところへ、さらに面積と品揃えが拡充されました(といっても営業しながらまだ改装中ですが)。これは便利さ倍増と思っていたら、旧大丸リビング館に日系スーパー「マックスバリュ(&リビングプラザ)」が、そして、かつて三越の入っていたビルが建て替えられて「ハイサン・プレイス」が、8月10日に同時オープンしてびっくり!! さっそく当日チェックしました。

 「マックスバリュ」はもちろんイオンのPB商品トップバリュが万全。やはりお手頃価格です。それ以外にも台湾食品が充実。当然ながら日本産の刺身系や玉子系の生鮮食料品はウェルカムより正統派。このほか、大阪王将をはじめ、レストランが何軒か入っています。リビングプラザは旧10ドルショップ(ダイソー)から改名、この場所でのオープンは数年ぶりの2度目です。

 「ハイサン・プレイス」は鳴り物入りのオープンです。B2にスーパーがありますが、残念ながらシティスーパーと比べてしまうと物足りないかも。ただ、オープン当初だからか、オーストラリア牛乳とジャワカレーは、マックスバリュのそれぞれ3分の2、2分の1とお買い得でした。ブランドショップやレストランは銅鑼湾にまだ要るかというほど。目玉は台湾の誠品書店。3フロアにわたって台湾の本が詰まり、壮観かつ洗練。台湾同様、座り読み放題。文具売場、カフェ、台湾茶舗も併設。台湾では24時間営業なのですが、香港では試験的に期間限定で週後半のみ。改めてじっくり回らないと全貌はつかめません。

★読書 パレスチナ文学

 めったに小説など手を出さないのですが、最近『ハイファに戻って 太陽の男たち』(河出書房新社)を読みました。作者はガッサーン・カナファーニー(訳者は黒田寿郎・奴田原睦明)。パレスチナ文学です。政治問題としてはいくらか知っていたつもりでも、小説としては未知なる分野でした。ところが、意外なほど身近に感じられました。血の通った人間の物語として。イマジネーションを現地まで惹き寄せられる気がしました。

 それにしても、イスラエルはかつてナチスによる“ホロコースト”の犠牲者であるユダヤ人の国なのに、なぜ、今度は彼らがパレスチナ人に対して同じ大虐殺を行なうのか。ホロコースト否定派が存在しますが、史実として否定できるわけがないでしょ。しかし、同時に、パレスチナ人を蹂躙するイスラエルのことも、認めるわけにはいきません。ホロコーストから生き延びてよかったと祝福されるなら、いますぐパレスチナ人への殺戮を止めるべきです。

 学生時代『アンネの日記』を読んでホロコーストを知りました。いま、先の書を読み、パレスチナ問題を考える新たなアプローチをみつけました。どちらも心に残る一冊、一冊です。